JR長与駅発の限定商品！「ふたつ星4047」のアップサイクルキーホルダーができるまで。
九州のD＆S列車「ふたつ星4047」特別デザイングッズが販売スタート
JR長与駅構内の〈GOOOOOOOD STATION〉より、新商品「ふたつ星アップサイクルキーホルダー」誕生のお知らせです！社会の困りごと・職員の好きなこと・企業の得意なことが掛け合わさり、長与駅限定の新しい商品が販売開始となりました。
その背景にあるのは、長与駅にこれから新しい人の動きが生まれていくBIGニュースの存在。
なんと2024年3月16日（土）より、九州の新しい観光列車「ふたつ星4047」が長与駅に特別停車することが決定しました！
▼「ふたつ星4047」とは？
今回登場した新しいD＆S列車「ふたつ星4047」（ふたつぼしよんまるよんなな）は、西九州新幹線のまわりを取り囲むように、主に長崎本線と大村線を走る観光列車です。武雄温泉発となる「午前便」は長崎本線を経由して南下し、長崎を目指します。一方、長崎発となる「午後便」は大村線を経由して北上し、武雄温泉に向かいます。また、両便とも喜々津〜浦上間は風光明媚な通称「旧線」と呼ばれている、長与経由で運行されます。
（引用：「西九州の新しい観光列車「ふたつ星4047」、その魅力を鉄道写真家・村上悠太が乗車レポート」）
毎週末運行されるふたつ星4047の「大村湾コース（午後便）」に乗車の皆様のことを考え、さまざまなおもてなしを企画考案中です。その一つである新商品のストーリーをご紹介します。
飛沫防止アクリルパネルのゆくえ
2020年より猛威を奮っていた新型コロナウイルス。街中の飲食店や公共施設などにおいて、飛沫防止対策としてパーテーションやアクリルパネルが各地に設置されました。それからピークは過ぎ去り、世の中は徐々に従来の活気を取り戻しつつあります。大量に流通したマスクやパーテーションも、今は物置きに眠っているなんてこともしばしば。
JR九州各駅も例外ではなく、みどりの窓口などで使用していたパーテーションを持て余している状態でした。
GOOOOOOOD STATIONでは、さまざまな木雑貨商品を販売しています。そんな廃棄予定の木の端材をアップサイクル商品に変えてきた経験から、これらも何かに活用できるはず。私たちはそう考え、商品開発に乗り出しました……！
プリント工場で商品のプロトタイプ制作！
GOOOOOOOD STATIONや、同じくながよ光彩会が運営する〈みんなのまなびば み館〉の空間デザインや商品開発を担当する寺井さんにより、ふたつ星4047のロゴをモチーフにしたスペシャルイラストが完成！
早速こちらを、西海市のとある場所へ持ち込みました。
長崎県は西海市、“ほしいものは、つくる”でお馴染みの〈山﨑マーク〉社長・山﨑秀平さんの元へ！
ーこれを“アクリルキーホルダー”にしたいんです！
山﨑「線がえらい細かいねぇ……。でも、いけそうよ」
寺井さんの得意とするイラストは、とにかく緻密で細かい書き込みのタッチ。紙に書き起こしたペンアートを、アクリル板に重ねたらどうなるか。山﨑社長にお時間をいただき、直々にご相談させていただきました。
それから、パネルを山﨑マーク工場内の設備でキーホルダーサイズにカット。思いがけず始まった工場見学にテンションが上がりました……！
お見事！ あっという間にお目当ての形に。
そして、いよいよUVプリンタでデザインを乗せていただきます。カフェ〈HOGET〉に戻り、作業室で機械に入れてみることに。
山﨑「アイデアがあれば、まずはとにかく形にしてみることが大事なんよ」
さすが、ものづくりのプロフェッショナル。寺井さんの繊細なイラストデータを読み込んで、アクリルの上にレーザーがプリントされていきます。
完成したプロトタイプがこちら……！
で、できました……！ かわいい！
寺井さんの極細線画アートが、綺麗にアクリルに乗りました！ 無事に商品化できそうです。
ご協力いただいた山﨑マークの皆様、山﨑社長、ありがとうございました！
JR長与駅の限定販売グッズ完成！
世の中の困りごと、職員の好きなこと、企業の得意なことがそれぞれ重なり合い、廃棄予定だったアクリルパネルのアップサイクル商品が実現。新たな価値を加えて、「ふたつ星アップサイクルキーホルダー」へと生まれ変わりました。
今後はGOOOOOOODのメンバーさんにも、キーチェーンの取り付けやパッケージングなどの作業をお願いしていく予定です。
ふたつ星4047の特別停車おもてなし企画をきっかけに誕生した、長与駅発の限定商品。ぜひ手に取ってみてくださいね。
